前掛けの包装紙
5inchの前掛けバッグはマサオカヒロミが蒐集した旧いものを材料として使用しています。
その多くは使われないでそのまま残っていたいわゆるデッドストックです。
たとえばこんな状態で包み紙にくるまれているものも。
タオルなんかもこんな感じであったりしますね。開くと前掛けが現れます。
綺麗にしたあとでそれをバランス見ながら分解してデニムと組み合わせて
前掛けバッグに仕立てます。基本的に1枚の前掛けで一個のバッグに仕立てます。
これが完成品。どちらが表と言うことは無いのですが便宜上こちらが表。
そして裏。
およそ40〜50数年前の前掛けと新しい日本製のデニム生地を組み合わせた世界に一つだけのバッグの出来上がりです。
ということで今日はちょっと横道に逸れてみます。
この前掛けの包み紙、よく見ると何とも味わいがあるのです。
どちらかというと薄手でもともとは白い紙なのですが、
仕舞われ方というか保存の状態によってこのように色味も異なっています。
熨斗や水引をあしらったこのタイプが多いですね。
やはり保存状態によりコンディションも様々。経てきた年月を物語ってもいますね。
裏側には前掛けの製造所。
し、しぶい。
昔封筒で使われていたような、縦すじの入ったさらに薄手で透けるような茶色い紙。
こんなデザインのもあるんだ。あて名スペースが設けてありますね。
これは黄緑。新品のときはさぞ鮮やかだったんでしょうねー。
なかなか手の込んだ絵柄。
いやいや深入りすると抜けられなくなりそうです。。。
包み紙ではないですが、こういうものが
熨斗紙の端や
はたまた前掛けに直接貼られていることもあります。
ある部分は浮き出ていて、反対にへこんでいる部分もあり細かいエンボス処理がされています。こちらは直径4cmほど。
これは凹凸は無いですが3色刷り。大きさは5、6cm位です。
ということで今回は
前掛けの時代を感じさせてくれるちょっとしたトピックでした。
もし旧い前掛けを見つけたら包み紙も見てみてくださいね。
- 2019.05.22 Wednesday
- 5inchバッグ重箱の隅
- 16:05
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- by 5inchbag